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第5回「メンタルヘルス対策Q&A」
 
Q.なぜ職場でメンタルヘルス対策が必要なのでしょうか。
 
A.近年、働く人の半数以上が強いストレスを感じ、
うつ病を患う人も10年前の2倍以上に増加しています。
メンタルヘルス疾患は、企業の収益や生産性に直結する問題であり、対策が遅れると労働日数の減少(休職)による周囲の負担増、能率の低下、疾病手当て等の負担増、訴訟のリスク、といった様々な問題が生じる可能性があります。
労働安全衛生法上、心の問題を含む作業関連疾患はその管理が義務付けられており、メンタルヘルス対策の実施は企業の安全配慮義務の一環としても重要です。
メンタルヘルス対策は職場の活性化につながります。
例えばEAPなどの外部専門機関を活用しながら、事業場内でメンタルヘルス対策に取り組むのも一つの方法と言えるでしょう。
 
あさかストレスケアセンター/臨床心理士 清野俊充

第4回「復職者を支援するリワークプログラム」

うつ病の方には、「頑張るな」というアドバイスがあります。

これは半分しか正しくありません。

休養と治療後、体調が十分に整い、復職を目指す状況では、「生活リズムを整える」「身体的な活動性の向上」「業務遂行能力を取り戻す」といった点で、「頑張って努力する」ことが必要です。

そのために、毎日目的を持ち、生活のリズムを整え、通勤訓練、体力や集中力の向上、再発予防ための学習などに取り組むことをリワークプログラムと言います。

リワークプログラムは医療機関のリワークデイケア、職業センターのリワーク支援、企業で行う復職プログラムなどで受けることができ、休復職を繰り返す従業員には、こうした取り組みを活用することは有効と考えられています。

企業と従業員の双方が安心した復職を迎えるためにも上手に活用し、早期復職・再発予防・人材損失の防止に心掛けましょう。

あさかストレスケアセンター/精神保健福祉士 神山寛之

第3回「うつ病の現状 増えつづける休職者」

厚生労働省の患者調査によると、うつ病が大半を占める「気分障害」の患者数は、1999年は44万1000人でしたが、2002年調査から71万1000人と急増し、2008年調査では、104万1000人に達しました。

また、うつ病などの精神疾患で仕事を休む社員が6割の企業で増加し、30代の働き盛りの年代で最も増加していることが指摘されています。

うつ病には様々なサインが表れます。

うつ病を疑うサイン

1.以前と比べて表情が暗く、元気がない

2.体調不良の訴えが多くなる

3.仕事や家事の能率が低下、ミスが増える

4.周囲との交流を避けるようになる

5.遅刻、早退、欠勤が多くなる

6.趣味やスポーツ、外出をしなくなる

7.飲酒量が増える

従業員が休職することは企業にとってもマイナスです。

早めに気づき、早めの対処を心がけることが大切です。

参考文献 厚生労働省患者調査

あさかストレスケアセンター/精神保健福祉士 今村 剛久

当カウンセリングルームのカウンセラー鈴木泰子が講師として、子育てサロンを開催いたしました。
今回は、夏休みに入りお子さんとしっかり向き合える時間が多くなる時期。
この機会によりよい関係を築いていただきたいと考え企画いたしました。
 
今回も広報面では公民館、幼稚園、小学校、中学校の職員の方、先生方に助けられ、
またお陰さまでたくさんの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
また次回もご参加頂ける事を心より楽しみにお待ちしております。

第2回「部下の話の聴き方」

最近、「部下とどう付き合ったら良いのか分からない」というご相談が増えています。

内閣府の調査によれば、「社内コミュニケーションが取れていない」と感じる人は約3割。

コミュニケーションがうまくとれないと、仕事を負担に感じて心の健康を崩す社員が増えやすくなります。

また、問題の発見が遅れたり不安や不満などのネガティブな感情が生じたりすることもあります。

こんなことありませんか?

□ 相手が話し終わらないうちに、つい口を挟む.  

□ 説明が終わる前に、問題の解決策を示す。

□ 話の要領を得ないとイライラした態度を示す

伝えたいことは、じっくりと話を聴いたあとにしましょう。

聴き方のポイント

■ まずは静かに聴く

■ あいづちや質問などで関心を伝える

■ 相手のニーズを聞き、次につなげる

コミュニケーション上手は、部下のやる気を引き出し、業務の生産性向上に繋がります。

あさかストレスケアセンター/臨床心理士 清野俊充

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