2010年12月01日 EAP
郡山商工会議所会報 第656号 当社寄稿「会社の健康」が掲載されました。
第7回「危機事態での対応について」
皆さん、日頃から安全には十分配慮されているでしょう。
しかし、いくら備えをしていても、予期せぬ事故や災害など、不測の事態は生じます。
今回は、緊急事態における主な対応のポイントをお伝えします。
■組織レベルでの対応のポイント
「担当窓口の選定」「情報共有ルートの確保」「統一した情報提供」
■個人レベルでの対応のポイント
「無理はせず、落ち着いて、できる範囲で」
心理的に大きなショックを受ける出来事があると、不眠や動悸、強い悲しみや怒りなど、一時的に心身に様々な反応が現れます。
これは『異常な事態下の、"正常"な反応』で、時間の経過とともに自然に落ち着きます。
しかし、十分に心の傷を癒せないと、「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」と呼ばれる状態に陥ることがあります。
スムーズな事態の沈静化のためにも、PTSDの予防のためにも、衝撃的な出来事の後は冷静になり、自分いたわって無理せず対処することが重要なのです。
あさかストレスケアセンター/臨床心理士 竹内容子